ママにおすすめ ジャパニーズ スーパーフード 体の中から美しく健やかに 第3回「チョコレート」番外編

February 2 , 2018
食べる Food&Recipe
今回は、特別にチョコレートを取り上げます。日本特有の食品ではありませんが、実はチョコレートも「発酵食品」だからです。
バレンタインデー=チョコレートのイメージは、根強いものがあります。
テオブロマ「神の食べ物」という意味を持つカカオが原料のチョコレートを改めて見てみましょう。 
チョコレートの歴史と原料
16世紀にチョコレートが中米からヨーロッパに伝えられた当初は、飲料でした。脂肪が非常に多いため、油脂を除去する方法が発見されココアが生まれました。油脂分のカカオバターを用いることで現在のような「食べるチョコレート」が生まれました。それが19世紀半頃です。

原料のカカオ豆は、赤道をはさんで南北緯20度と高温多湿の地域で栽培されています。カカオの果実を6日ほど発酵させ、6日ほど乾燥させて加工地の緯度の高い先進国に運ばれます。カカオを発酵させることでポリフェノールや香味成分の元が作られて行きます。
おいしさの秘密
何といってもその口溶けにあります。28℃以下では固形ですが、体温でなめらかな舌触りが味わえます。カカオの独特の香りが作用してストレス緩和や覚醒作用があるとされています。チョコレートは、カカオマス、カカオバターというベースに砂糖を加えたビター(ブラック)チョコレート、粉乳が入ったミルクチョコレート、カカオマスが入らないホワイトチョコレートに分類されます。最近は、カカオ量の割合も多種類になっています。自分のお気に入りを見つける楽しさがありますね。
注意したいこと
チョコレートは高カロリーであるため、一度にたくさんの量を食べるより、何回かに分けてがおすすめ。パッケージにある㎉表示を参考に上手に食生活に取り入れてください。イヌやネコ、鳥類などヒト以外のほとんどの動物はチョコレートを食べると中毒を起こします。これは、チョコレートやココアなどに含まれるテオブロミンを代謝できないことが原因で、死に至ることもあります。
 
バレンタインデーに

今年は、ヨーロッパ風にホット・チョコレートはいかが?チョコレート50g(一枚)を刻んで牛乳300㎖でゆっくりと溶かしていきます。洋酒やチリパウダーやシナモンなどお好みのスパイスを加えて大人だけの時間というプレゼントになります。

大切なこと
チョコレートには嗜好品的な要素があります。小さなお子さんには寝つきが悪くなるなど刺激が強すぎます。依存作用もあるので、大人も含めて注意したいものです。虫歯の心配も大きいので見逃せません。アレルギーの心配も否定できません。魅力的な存在のチョコレートですが、見逃せない大切なことです。
※スーパーフードの定義
栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
引用/一般社団法人日本スーパーフード協会®
外部リンク:http://www.superfoods.or.jp/definition/
参考資料:Dog+me犬にとって危険な「チョコレート」は、本当はどれくらい危険なの?、福場博保他『チョコレート・ココアの科学と機能』、S.T.Beckett『チョコレートの科学』

プロフィールご紹介
津田 和加子(つだ わかこ)さん
桜の聖母短期大学教授
実践女子大学大学院家政学研究科(前期)修士(家政学)。
桜の聖母短期大学教授。現在、福島に伝わる江戸時代の婚礼献立の研究に取り組んでいる。
「次世代に伝え継ぐ日本の家庭料理」(共著)の執筆準備中。